超高利回りアパート投資の秘密
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監修者

株式会社Riel 代表取締役
坂口 卓己(サカグチ タクミ)
株式会社Rielの代表取締役であり、同サイトの監修者も務める坂口 卓己氏。
弊社は年間68棟の販売実績を誇り、東京都港区を拠点に新築アパートの企画開発から資金計画、満室運営、出口戦略まで一貫支援。
豊富な現場経験と最新市況データを融合し、信頼とスピードを重視したサービスで投資家一人ひとりに最適な資産形成プランを提案する不動産投資のプロフェッショナル。
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デザイナーズアパート経営は儲かるのか。「おしゃれなアパートを建てれば入居者が集まる」と聞く一方で、「デザイナーズは建築費が高くて儲からない」という声もあります。答えは、デザイナーズアパートを「見た目の話」ではなく「一般アパートより高い建築費を、賃料プレミアと入居率で回収できるか」という投資判断として組み立てられるかどうかで決まります。この記事では、一般アパートとの比較表、メリット・デメリット、損益分岐の計算、形態別の向き不向き、2025年の法改正の影響、そして向いている人の条件まで、年間68棟の新築アパートを手がけるRielが投資判断の材料を整理しました。建築費の細かな数字や削減術は、別記事「デザイナーズアパート建築費はいくら?」で扱っています。

デザイナーズアパートは、独自のコンセプトとデザインで物件の付加価値を高め、周辺の競合と差別化する投資手法です。画一的なアパートと一線を画すことで特定の層に強く訴求し、相場より高い家賃や安定した入居率を狙います。投資として成立するかどうかは、デザイン性そのものより「事業性・機能性とのバランスをどこで取るか」にかかっています。
「デザイナーズ」に法的な定義はありません。建築家の思想や明確なコンセプトが反映された物件を指すのが一般的で、外壁の色使いや形状を工夫しただけでも、周辺物件と区別がつけば十分に「デザイナーズ」として訴求できます。近年の入居者は、単なる「住む場所」より自分のライフスタイルを表現できる「暮らす空間」を求める傾向が強まりました。SNS映えする内装、在宅ワークに使える書斎コーナー、土間やロフトといった個性的な空間。こうしたニーズに応えるデザインは、空室対策と家賃下落の抑制に直結する経営上の武器になります。
デザインを追求した結果、住み心地や機能性が犠牲になると本末転倒です。見た目に惹かれて入居しても、住みにくければ短期で退去され、次の入居付けにコストがかかります。Rielが企画段階で必ず確認するのは、日々の生活を支える「家事動線」、収納の多寡を示す「収納率」、快適性の土台となる「断熱性・遮音性」の3点。たとえばデザイン優先で窓を大きくした結果、夏は暑く冬は寒い部屋になれば、家賃を上乗せしても入居者は定着しません。長期の安定経営には、この3指標を設計段階で確保することが欠かせません。
Rielからのアドバイスデザイナーズアパートは見た目の話ではなく、家賃下落を防ぐ「経営戦略」です。ただし「住み心地」を無視した設計は短期退去を招きます。Rielは動線・収納・断熱といった機能面まで徹底追求し、入居者が離れられない「機能美」で高収益と安定稼働を両立する物件を企画しています。
2つの違いは「デザインが違う」だけではありません。建築コストから家賃設定、入居者層、将来の資産価値まで、経営戦略そのものが異なります。まずは全体像を一枚の表で把握してください。
一目でわかる!一般アパートとデザイナーズアパートの比較表
| 一般アパート | デザイナーズアパート | |
| コンセプト | 標準的・画一的。機能性とコスト効率を重視。 | 独自のコンセプトやテーマを持つ。デザイン性を重視。 |
|---|---|---|
| 建築コスト(木造・首都圏実勢) | 安い 坪90万〜110万円程度。規格化された建材・工法でコストを抑制。 | 高い 一般アパートの坪単価に10万〜50万円程度を上乗せ。特殊な建材や複雑な設計・施工でコスト増。 |
| 家賃設定 | 相場通り 周辺の競合物件に準拠。価格競争になりやすい。 | 相場より高く設定可能(賃料プレミア) 付加価値を家賃に転嫁しやすい。目安は周辺相場+5〜10%。 |
| ターゲット層 | 幅広い層 学生、社会人、ファミリーなど。万人受けするが、強い指名は得にくい。 | 特定の層 クリエイター、高所得単身者、DINKSなど。ターゲットは狭いが、深く刺されば指名で選ばれる。 |
| 競争力 | 立地・価格が主な勝負どころ。築年数の経過とともに競争力が低下しやすい。 | デザイン・コンセプトが武器。築年数が経っても価値が落ちにくく、競合と差別化できる。 |
| 空室リスク | 競合が多く差別化が難しいため、家賃下落リスクを伴う。 | コンセプトが市場に合えば低い。外すと長期空室になるハイリスク・ハイリターンの側面も。 |
| 資産価値 | 法定耐用年数に沿って下落しやすい。 | 独自の価値により、中古市場でも評価され維持しやすい傾向。 |
| 維持管理 | 部材が標準的なため、修繕・交換が容易で安価。 | 特殊な建材や設備は、修繕・交換時に高コストになる可能性。 |
坪単価の数字は国土交通省「建築着工統計調査(2025年)」をもとにしたRielの実勢目安です。統計上の全国平均(木造約73万円)と首都圏の実勢には2〜3割の開きがあるため、事業計画は実勢ベースで組んでください。構造別・坪数別の詳しい建築費は以下の記事にまとめています。


デザイナーズアパートが「経営戦略」として機能する理由は、以下の5点に集約されます。どれも収益に直結する項目です。
周辺相場より5〜10%高い家賃でも入居が決まる可能性があります。相場8万円のエリアなら8万4,000円〜8万8,000円のイメージ。1戸あたり月5,000円の上乗せでも、8戸なら年間48万円の差になり、これが建築費の上乗せ分を回収する原資になります。
「この物件に住みたい」という指名で選ばれるため、条件が多少劣っても決まりやすく、入居後の満足度が高いぶん退去も少なくなります。一般的なアパートの平均入居率が90%前後とされるのに対し、コンセプトが市場に合ったデザイナーズ物件では95%を超えるケースも珍しくありません。退去が減れば、原状回復費や広告料といった入れ替えコストも抑えられます。
一般アパートの競争力は「新築」という一点に依存しがちで、築5年を過ぎると周辺の新築物件に押されて家賃を下げざるを得なくなります。デザイン性で選ばれる物件は「新築かどうか」以外の価値軸を持っているため、家賃下落のカーブが緩やかになる傾向があります。30年の長期収支で最も効いてくるのが、この差です。
ハウスメーカーの規格プランは「建物に土地を合わせる」発想のため、狭小地や変形地では戸数が取れず収益性が落ちます。一から設計するデザイナーズなら、土地の形状に合わせて戸数や専有面積を最大化でき、結果的に規格プランより家賃収入が増えるケースも。Rielが土地から仕入れる案件でも、この「土地に合わせた設計」で利回りを引き上げることは日常的に行っています。
収益物件の売却価格は「家賃収入÷利回り」で決まります。家賃が落ちにくく入居率が高い物件は、築10年・15年時点でも家賃収入が維持されているため、同じ築年数の一般アパートより高く売れる可能性があります。中古市場でも「デザイナーズ」は検索条件として認知されており、買い手の目にも留まりやすい点は見逃せません。
メリットの裏返しとして、デザイナーズアパートには特有のリスクがあります。失敗する物件は、ほぼ以下の4パターンのどれかに当てはまります。
最も多い失敗です。オーナー自身の「住みたい家」を追求して建築費が1,500万円上振れしたのに、家賃は相場+3,000円しか取れない。この場合、回収に40年以上かかり、投資としては成立しません。デザインにかけるコストは「家賃に転嫁できる範囲」に収めるのが鉄則で、具体的な損益分岐の計算は次の章で扱います。
クリエイター向けのコンセプトを、ファミリー中心の郊外住宅地に建ててしまうケース。デザイナーズを求める層は都心部やターミナル駅周辺、文化的な街に偏っています。「デザインが良ければどこでも決まる」は誤りで、エリアの賃貸需要とターゲット層の重なりを事前に調べなければ、長期空室のリスクを抱えます。
コンクリート打ちっぱなしの外壁はひび割れや汚れが目立ちやすく、補修には同じ工法での施工が必要です。無垢材の床や特殊塗装の壁も、退去時の原状回復費が通常のクロスやフローリングより高くつきます。特殊な建材ほど「修繕できる業者が限られ、相見積もりが効かない」という構造的な問題もあります。
収納がほとんどない、大きな窓で夏冬の空調費がかさむ、生活音が筒抜け。見た目に惹かれて入居しても、住みにくければ1〜2年で退去されます。入れ替えのたびに原状回復費と広告料が発生し、メリットの②③が丸ごと消える最悪のパターンです。



デザイナーズで失敗する方の共通点は「自分が住みたい家」を建ててしまうことです。判断基準は「入居者が家賃を上乗せしてでも住みたい家」かつ「その上乗せで建築費の増分を回収できるか」の2点だけ。Rielは感性ではなく、エリアの需要データと収支計算に基づいた「根拠ある企画」で、リスクを最小化した高収益物件を実現しています。
「デザイナーズは儲かるのか」という問いに、一般論で答えることはできません。答えは物件ごとに「上乗せした建築費」と「上乗せできた家賃」の比率で決まります。ここでは判断に使える2つの計算を紹介します。
もっとも簡単な指標は「デザインにかけた追加費用を、家賃の上乗せ分で何年で回収できるか」です。
回収年数 = 建築費の上乗せ額 ÷(1戸あたりの家賃上乗せ額 × 戸数 × 12ヶ月)
例)建築費の上乗せ1,000万円、家賃上乗せ月1万円、8戸の場合
1,000万円 ÷(1万円 × 8戸 × 12ヶ月)= 約10.4年
目安として、回収年数が10年以内なら投資として十分に成立します。木造の法定耐用年数22年、実際の運用期間30年前後を考えると、10年で回収した後の20年間は上乗せ分がそのまま利益になるからです。15年を超えるようなら、デザインにかける費用を削るか、家賃設定を見直す必要があります。
表面利回りだけを見るとデザイナーズは不利に見えます。建築費が高いぶん、分母が大きくなるからです。ところが入居率と運営費まで織り込んだ実質ベースでは、結果が逆転することがあります。木造2階建て・延床50坪・6戸の首都圏物件で比べてみます。
| 項目 | 一般アパート | デザイナーズアパート |
| 建築総額(土地別) | 5,500万円 | 6,500万円 |
|---|---|---|
| 月額家賃(1戸) | 6.5万円 | 7.5万円 |
| 年間家賃収入(満室) | 468万円 | 540万円 |
| 表面利回り | 8.5% | 8.3% |
| 想定入居率 | 90% | 96% |
| 入居率反映後の収入 | 421万円 | 518万円 |
| 運営費(収入の20%) | 84万円 | 104万円 |
| 実質利回り | 約6.1% | 約6.4% |
表面利回りでは一般アパートが0.2ポイント上回りますが、入居率の差と家賃上乗せを反映すると実質利回りではデザイナーズが逆転します。運営費を引いた後の年間収入は一般が約337万円、デザイナーズが約414万円で、その差は約78万円。30年で2,300万円超の違いになり、建築費の上乗せ1,000万円を吸収してなお利益が残る計算です。
ただし、この試算が成立する前提は「家賃+1万円」と「入居率96%」の両方が実現することです。どちらか一方でも崩れれば結果は逆転します。だからこそ、企画段階でのエリア調査とターゲット設定が投資判断の核心になります。
シミュレーションで失敗する原因の大半は、前提が甘いことにあります。家賃は周辺の成約事例に基づいて設定し、希望的観測で高く置かないこと。空室率は新築でも5〜10%を見込み、運営費(管理費・固定資産税・修繕積立など)は年間家賃収入の15〜20%を計上する。この「厳しめの前提」で利回り7%〜が出るなら、その企画は本物です。


同じ「デザイナーズ」でも、建物の形態によって建築費・ターゲット・法規制の負担が変わります。土地の広さと用途地域、狙う入居者層から逆算して選んでください。
| 形態 | 経営上の特徴 | 費用感(木造・首都圏坪単価目安) | 向いているターゲット |
| 2階建アパート | 建築費を抑えやすく設計自由度が高い。デザインで差をつけやすい基本形。 | 90万円〜 | 単身者〜カップル |
|---|---|---|---|
| 3階建・共同住宅 | 都市部の狭小地で戸数を確保しやすい。防火・構造の要件が厳しくなりコスト増。 | 木造耐火・鉄骨造で110万円〜 | 単身者〜カップル |
| 3階建・長屋 | 共用廊下・階段が不要で、建築基準法上の規制が共同住宅より緩やか。共用部の維持費も不要。 | 木造耐火・鉄骨造で105万円〜 | 単身者〜ファミリー |
| テラスハウス | 戸建て感覚で住め、高い家賃設定が可能。1戸あたりの面積が大きく戸数は減る。 | 100万円〜 | カップル〜ファミリー |
2階建てから3階建てになる際は、構造計算の複雑化や防火設備の追加で坪単価が一段上がります。そのぶん戸数が増えて総収入が伸びるなら正解ですが、戸数の増加分より建築費の増加分が大きければ、2階建てのほうが利回りは高くなります。「3階建てにできる土地だから3階建てにする」のではなく、利回りで比較して決めるのが投資家の判断です。
デザイナーズアパートの建築費は、設計の工夫次第で数百万円単位で変わります。基本は「入居者の目に触れ、家賃に転嫁できる部分に集中し、それ以外はシンプルにする」というメリハリです。
かける場所
削る場所
設計事務所と工務店の組み合わせ、設計施工一括方式、長屋形式の活用など、建築費そのものを下げる7つの方法は以下の記事で具体的に解説しています。


アパート経営は建てて終わりではありません。初期の建築費だけでなく、将来の修繕費や管理費まで含めた「ライフサイクルコスト(LCC)」で見なければ、デザイナーズの収支は評価できません。特殊な建材を使うぶん、この視点は一般アパート以上に重要になります。
共用部の清掃や法定点検、小修繕などの費用は、年間で家賃収入の3〜5%程度を見込んでおきます。小さな不具合を放置すると大きな修繕に発展しやすいため、迅速な対応が結果的にコストを抑えます。
外壁塗装や屋根の防水工事は12〜15年周期で必要になり、数百万円単位の費用がかかります。給湯器やエアコンなどの住宅設備も10〜15年で交換時期を迎えます。こうした大きな支出に備え、家賃収入から毎年計画的に修繕積立を確保しておくことが、資金ショートを防ぐ唯一の方法です。
無垢材のフローリングや特殊な塗装壁は、退去時の原状回復に通常より高い費用がかかります。「傷がつきにくくメンテナンスしやすい素材を選ぶ」「補修方法と業者をあらかじめ確認しておく」という2点を設計段階で済ませておけば、10年後の修繕費は大きく変わります。



本当のコストは「建てた後」にかかります。Rielはデザインと耐久性を両立する「賢い素材選び」を徹底し、大規模修繕まで見据えた30年の長期キャッシュフロー表をすべてのお客様にお渡ししています。10年先も資金ショートさせない、盤石な経営が私たちの目標です。
2025年4月に建築基準法と建築物省エネ法の改正が施行され、木造アパートの設計・審査の前提が変わりました。デザイナーズアパートは一から設計する物件だけに、この影響を直接受けます。
原則すべての新築建築物に省エネ基準への適合が義務付けられ、建築確認の際に省エネ適合性の審査を受ける必要があります。断熱材のグレードアップや高効率設備の採用で建築費は上がりますが、光熱費の安さは入居者への訴求材料になり、家賃維持にも寄与します。大きな窓や吹き抜けといったデザイン要素は断熱計算上は不利に働くため、設計段階で性能とデザインのバランスを取る技術が求められる時代になりました。
従来、木造2階建てなどの小規模建築物は建築確認時の構造審査が省略されていました(いわゆる4号特例)。2025年4月からこの範囲が縮小され、木造2階建てと延べ面積200㎡超の平屋は「新2号建築物」として構造関係の図書提出と審査が必要になりました。設計の手間と期間が増え、設計監理費も上振れしやすくなっています。個性的な形状や大開口を多用するデザイナーズ物件ほど、構造の裏付けを早い段階で固めておく必要があります。
実務上の影響は、設計から確認申請までの期間が従来より1〜2ヶ月延びること、そして省エネ仕様と構造計算のコストが建築費に上乗せされることの2点です。事業計画では、設計期間の延長による金利負担と家賃発生の遅れを織り込んでおいてください。改正に精通した設計者・施工者を選ぶことが、工期とコストの両面でリスクを抑える近道になります。
デザイナーズアパート経営の成否は、誰と組むかで決まると言っても過言ではありません。依頼先は大きく3つのタイプに分かれ、それぞれに得意・不得意があります。
良いパートナーの条件は、アパートを建てる技術だけでなく「儲かる事業プラン」を持っているかどうかです。契約前に、次の3つの質問を投げかけてみてください。
これらに具体的なデータで答えられない会社は、デザインが得意でも投資パートナーとしては力不足です。見積もりを比較する際も、総額の安さではなく「仕様のグレード」「外構・地盤改良が含まれているか」「アフター保証の内容」の3点を必ず見比べてください。



パートナー選びの基準は「経営視点」の有無です。Rielは設計事務所のデザイン力、工務店のコスパ、コンサルの分析力を併せ持つ投資特化型の会社として、土地の仕入れから設計・施工・満室運営・出口まで一貫して伴走します。建てて終わりではなく、35年先まで見据えた「勝てる経営」を共に作り上げるのが私たちの役割です。
ここまでの内容を踏まえて、ご自身がどちらのタイプかを確認してください。向いていない条件に当てはまる場合は、一般アパートで手堅く始めるほうが結果的に利回りは高くなります。
デザイナーズアパートが向いている人
一般アパートが向いている人
条件次第です。建築費の上乗せ分を、家賃の上乗せと入居率の高さで10年以内に回収できる企画なら投資として成立します。逆に、家賃に転嫁できないデザインにコストをかけた物件は一般アパートより利回りが下がります。エリアの需要調査と損益分岐の計算を企画段階で行うことが判断の分かれ目です。
家賃への上乗せ効果で回収できる範囲に収めるのが鉄則です。総事業費の5〜10%程度をデザインによる付加価値向上のための追加コストと考えるのが一つの目安になります。外観や共用部、水回りなど入居者の印象に残りやすい部分に重点的に配分すると効果的です。
周辺の同レベルの物件と比較して5〜10%程度の家賃アップが現実的な目標ラインです。地域の家賃相場が8万円なら、8万4,000円から8万8,000円程度を目指すイメージになります。立地やデザインの訴求力で大きく変動するため、過度な期待は禁物です。
コンセプトがエリアの需要と合っていれば、一般的なアパートの平均入居率90%前後に対し、95%を超えるケースは珍しくありません。指名で選ばれるため決まりやすく、満足度が高いため退去も少ないからです。ただしターゲットとエリアが噛み合っていない物件は、逆に長期空室になるリスクがあります。
成立する場合もありますが、都心部より慎重な判断が必要です。デザインを求める入居者層は都心部やターミナル駅周辺、文化的な街に集中しており、郊外や地方ではその層が薄いことが多いためです。周辺にデザイナーズ物件の成約事例があるか、家賃の上乗せが実際に取れているかを事前に確認してください。
一般アパートは築10年で新築時から10〜15%程度の家賃下落が目安とされますが、デザイン性で選ばれる物件は下落幅が小さくなる傾向があります。デザインが古びず、かつ適切に維持管理されていることが条件です。素材選びと修繕計画を設計段階で固めておくことが、10年後の家賃を左右します。
デザイナーズアパート経営は、初期投資が大きいぶん、企画が当たれば30年にわたって家賃が落ちにくい資産になります。成功の鍵は、感性ではなく数字で判断すること。エリアの需要、賃料プレミアの根拠、損益分岐、維持費まで織り込んだ事業計画を立てられるかどうかで結果が決まります。



Rielは土地の仕入れから設計・施工・満室運営まで一貫して手がけ、年間68棟の新築アパートを企画しています。「自分の土地でデザイナーズは成立するのか」「どこまでコストをかけるべきか」といった判断は、実際の成約事例と収支データをもとにお答えできます。まずは私たちの実績をご覧ください。

